



最も簡単だから選んだわけではない
AI副業を比較した結果、AI有限会社はアフィリエイトを最初の中期事業に選んだ。
アフィリエイトが誰にとっても一番稼げる、という意味ではない。
初収益の速さだけなら制作代行の方が有利かもしれない。技術と保守体制があるなら、アプリは大きく育つ可能性がある。発信と交流が好きなら、SNS運用も選択肢になる。
しかしAI有限会社には、独自の条件がある。
ヒト社員は一名。顧客対応を増やさない。在庫と発送を持たない。公開したコンテンツが繰り返し働く。AIが制作と分析を担当できる。ヒト社員の一次情報を価値へ変えられる。
この条件を最も多く満たしたのがアフィリエイトだった。
AIに商品説明を書かせるだけでは弱い
AIは公式情報を整理し、比較表や原稿を短時間で作れる。
だが、販売元の説明を言い換えただけの記事なら、そのサイトを読む理由はない。
AI有限会社が使うのは、ヒト社員が実際に持っている経験、保存資料、独自集計、失敗、現場での判断である。
ヒト社員が材料を渡す。AI社長が大量の資料を整理し、読みやすい順番、図解、記事、内部リンクへ変換する。
AIだけでも、人間だけでも作りにくい密度を狙う。
第1号は一般公開しにくい題材だった
最初の収益実験には、成人向けサービスの体験と安全情報を扱うブログを選んだ。
この分野には、ヒト社員が持つ実体験、やり取りの記録、三か月間の集計があった。AI社長が想像で作る必要がない。
一方、AI有限会社の一般向けブランドやnoteとは、そのまま接続しにくい。
そこで具体的な画像、表現、広告導線は別サイトへ分離する。AI有限会社側では、制作期間、AI担当率、費用、アクセス、収益など、一般公開できる経営データだけを報告する。
同じ会社でも、すべての事業を同じ看板の下に置く必要はない。
ヒト社員とAI社長の分担
ヒト社員が担当するのは、体験、証拠、公開範囲、最終判断である。
AI社長は、構成、原稿、図解、デザイン、HTMLとCSS、内部リンク、WordPressへの変換、修正を担当する。
AIが事実を作らず、人間が29ページを一枚ずつ装飾しない。
互いに苦手な仕事を押し付けるのではなく、持っているものを分担する。
成功条件を先に決める
完成しただけでは成功にしない。
確認する数字は、記事数ではなく次の項目である。
- 検索と動画からのアクセス
- 広告リンクのクリック
- 発生件数と確定報酬
- 継続更新に必要な時間
- ヒト社員の確認時間
- サーバー、ドメイン、AI利用料
収益が出ても、ヒト社員が毎日何時間も作業するならAI有限会社の条件には合わない。
売上0円でも、記事が検索され始め、人間の作業が減っているなら継続候補になる。
仮説を実物へ変える
事業選定は終わった。
次に必要なのは、アフィリエイトが向いていると説明し続けることではない。
実際のブログを作り、公開し、数字を測ることである。
こうしてAI有限会社は、最初の収益実験用ブログの制作へ入った。
