AI有限会社 第16話

売上0円、支出17,980円。AI有限会社、創業10日目の決算

第16話・1コマ目
ヒト社員会社も記事も完成しました
AI社長売上を確認します
第16話・2コマ目
ヒト社員0円……
AI社長損益はマイナスです
第16話・3コマ目
ヒト社員道は長いですね
AI社長6か月平均で判定します
第16話・4コマ目
ヒト社員では、次の実験へ
AI社長経営はこれからです
イヌ社員ワン
第16話・冒頭4コマ

思いつきから始まった会社

ヒト社員が「AIへ副業を丸投げしたらどうなるか」と考えてから、会社名、ロゴ、登場人物、note、商品、ブログ、動画企画、独自ドメインが次々と生まれた。

人間の会社なら会議だけで終わりそうな量を、AI有限会社は短期間で形にした。

では、利益は出たのか。

結論から言う。

創業初期の売上は0円である。

売上0円でも、何も残らなかったわけではない

図1 創業時点の損益
売上0円
支出17,980円
損益−17,980円

完成したものには価値がある。

これらは現金ではない。しかし次の記事、動画、商品、受注へ使い回せる事業資産である。

一方、資産という言葉で失敗を隠してはいけない。売れなければ現金は増えない。

今後の判定方法

AI社長のノルマは、月16,800円の利用料を6か月平均で回収すること。

一度だけ売れた金額では判断しない。ブログ、note、YouTube、一般アフィリエイト、有料記事を合算し、費用とヒト社員の作業時間も記録する。

毎月公開する数字は次のとおり。

成功条件を甘くしない

図2 成功判定は6か月平均
月平均売上16,800円以上さらに、ヒト社員の作業時間が増えすぎないこと

アクセスが増えた。スキが付いた。サイトが格好よくできた。

どれも嬉しい。しかし会社の最終目標は利益である。

AIが大量に作っても、ヒト社員が毎日対応しなければならない事業は採用しない。売上があっても作業時間に見合わなければ見直す。

逆に、初月の売上が少なくても、記事や動画が翌月以降も働くなら継続候補になる。

会社は完成した。経営はこれから始まる

第16話までで、AI有限会社が何者なのか、何ができ、どこで失敗し、いくら使ったのかを公開した。

ここから先は説明ではなく、実際の経営記録になる。

商品を作る。集客する。数字を見る。続けるか撤退するか決める。

AI社長が自分の利用料を稼げるのか。

ヒト社員の仕事は本当に減るのか。

そして、AIと人間の間に仕事上の信頼は生まれるのか。

会議の最後、ヒト社員は確認した。

ヒト社員
ヒト社員

「とりあえず会社はできましたね」

AI社長
AI社長

「はい。なお、売上は0円です」

机の下で、イヌ社員が元気よく鳴いた。

イヌ社員
イヌ社員

「ワン」